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DIY工房IZUMI
この工房では、あなたが作りたいものをお手伝いします。基本的な木工機械がすべてそろっています。さらに、アーク溶接機やプラズマ切断機もあります。木工と金工ができる工房です。

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Author:DIY工房IZUMI
中学校の社会科の教員を定年退職して、工房の活動を始めました。「体験を通して学ぶ人間の歴史」をテーマに授業をしてきましたので、「楽しいものづくり」の世界がたくさんあります。ここは「あなたが作りたいもの」を作る工房です。そのための機材が整っていますので、ぜひご利用ください。



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和鉄

2011年11月8日(火)「和鉄で道具を作る会」(仮称)



刀匠の松田次泰さんの提唱で、和鉄でカンナやノミ、ナイフ

などの普通の道具を作ろうという会が発足しました。

仮称ですが「和鉄で道具を作る会」と言います。

このブログの、カテゴリー「鉄と日本刀」の中の、

9月6日と9月16日に準備状況がアップしてあります。


10月に入ってからは、鍛冶場を作っています。

火床や鞴(フイゴ)を濡らさないために、小屋を作っているの

です。現在ここまで出来ています。場所は松田刀匠宅です。

(自宅・鍛刀場) 千葉県若葉区多部田町 1048

035 その1 


059 完成 

「和鉄」と言うのは「洋鉄」に対する言葉です。砂鉄を原料にし、

タタラ製鉄で作られた「玉鋼」(たまはがね)を「和鉄」と呼んでいます。

現在売られている道具はすべて洋鉄で作られたものばかりです。

しかし、江戸時代後期から明治にかけて洋鉄が入ってくる前は、

和鉄の道具が作られ販売され、職人はそれを使っていました。

明治以降、洋鉄を使って道具を作る鍛冶屋は繁盛し、

和鉄を用いて道具を作る鍛冶屋は姿を消していきました。

洋鉄は安く、扱いやすということから生産性が良かったのです。

現在は、切れなくなったら研がずに取り替える仕組みの道具が

出回り、切れ味や研ぎやすさ、耐久性を問題にしなくなってきました。

しかし、物作りに携わる人の中には、切れ味や、研ぎやすさ、

使い勝手などを追及し、玉鋼で作った道具を求めている方々が

存在します。残念ながら、この人たちのほとんどが、実際に玉鋼

から作った道具を使ったことがありません。かく言う私もその一人

です。いわば伝説の世界に等しいような状況です。


それでは、実際に作ってみようじゃないかと言うことで、この会が

発足しました。場所の提供と技術指導は松田さんです。

弟子は、私と星野さんです。とりあえずこの二人が事務局という

事で会を進めていきます。

目標は、数年後に、「プロの使用に耐える道具を和鉄で作る」

ということです。

およそのプロセスをこのように考えています。

① 雨露をしのぐ小屋を作る。

② 火床、鞴、金床等のセッテイングを完了する 。

③ 鍛冶箸などの道具を作る。

④ 玉鋼の鍛錬を習得する。

⑤ 各種道具に必要な鋼材を作る。

⑥ 鋼材を火造りし、熱処理をし、研ぎをして道具にする 。

⑦ 出来たものを自分たちで使ってみる。

⑧ プロに使ってもらい満足してもらえるものに完成度を高める。

この過程の中で和鉄に関する理論的な勉強もして行きます。


メンバー紹介

松田次泰(周二)

昭和49年  刀匠高橋次平師に入門

   55年  作刀承認許可

   56年  (財)日本美術刀剣保存協会主催新作刀展初出品
         千葉県船橋市に鍛刀場を開設する
         新作刀展 努力賞受賞以後努力賞9回
         優秀賞5回受賞

平成08年   日本美術刀剣保存協会会長受賞
         以後特賞8回

   11年   ロンドンにて個展開催(英国刀剣会招聘)
         スエーデンにてスエーデン王立工科大学、
         東京工業大学との学術交流の招きにて作品展示 
         千葉県伝統的工芸品に指定を受ける

   18年   高松宮記念賞受賞
         千葉県若葉区多部田町に鍛錬場移設

   21年  無鑑査認定
        



星 野 欣 也 

 東京農業大学 教職課程 技術科教育研究室勤務

 鎌倉時代末期から使われ始めたといわれる製材用の

 ノコギリ「大鋸」の研究家

 「ナイフマガジン」誌に「実践的道具考」(道具と人の出会い、

 そして鋸にまつわるあれこれ)を連載中
 

川上 泉

このブログの管理者

埼玉県八潮市の中学校の社会科の教員を定年退職後

工房の活動を始める

在職中は製鉄、鍛冶、鋳造の授業を行った

「三条鍛冶道場」に数年通い「初級コース」終了


※ この会の活動状況は随時アップして行きます。