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DIY工房IZUMI
この工房では、あなたが作りたいものをお手伝いします。基本的な木工機械がすべてそろっています。さらに、アーク溶接機やプラズマ切断機もあります。木工と金工ができる工房です。

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Author:DIY工房IZUMI
中学校の社会科の教員を定年退職して、工房の活動を始めました。「体験を通して学ぶ人間の歴史」をテーマに授業をしてきましたので、「楽しいものづくり」の世界がたくさんあります。ここは「あなたが作りたいもの」を作る工房です。そのための機材が整っていますので、ぜひご利用ください。



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椅子修理

2011年8月30日(火)姿勢を正して座る椅子



写真は8月18日にアップした椅子の破断面です。

事故調査委員会の報告が本日入りましたので紹介します。

065 破断面 

椅子破損事故調査委員会
 
                     委員長 木真面目 貼樹

 今回の事故は、うちどころが悪ければ重傷を負っていたと

思われる。椅子の脚が通常の使用で折れるということは、

あってはならないことである。今回の事故の主たる原因は、

強度がかかる部分に質の悪い樹脂を使っていたことである。

本来であれば金属を使うべきであるが、コスト削減のために

樹脂を使ったものと考えられる。市場調査をしたところ、廉価

な椅子はすべて樹脂を使っている事が判明した。また、構造

的な問点は、ハニカム構造部の肉厚不足と、数の不足である。

10数年使用したことによる疲労破断であるが、メーカーは

耐用年数を記すべきであった。ある意味で、このような椅子は

10年を限度と考える必要がある。10年以上使う場合は、

良く点検をし、丁寧に使う必要がある。

 製作した会社はすでになく、裁判で争うことも出来ないので、

今回の事故を教訓として、今後に生かすしかないであろう。

===========

以上の報告を受けて、当工房の修理部部長が、修理の視点

を以下に示しました。

① 破損した脚が金属であれば溶接出来るが、樹脂なので

  不可能である。

② 接着剤による修理は全く考えられない。

③ 座面、昇降機構、キャスターは無傷なので、これを生かした

  修理をすべきである。

=============

これを受けて当工房の修理担当が、以下のように修理をしました。

 全体の荷重を丸い厚板で分散させる。

まず手製のコンパスで半径30センチの円を描く。
001 コンパス 

バンドソーを使ってフリーハンドでカットする。
003 円盤カット 

11ミリの穴を開け、キャスターを圧入する。
016 キャスター取り付け部 

018 裏側 

脚は6ミリのボルトで板に固定した。

破断個所はグルーガンで接着した。座面から斜め下方向にかかる力
は、脚を円周方向に押す力になる。脚の先端がボルトで板に固定され
ているので、破断面には下向きの力がかからない。
021 完成下部アップ 

全体の姿はこうなった。

020 完成全体 

修理担当として、これ以上の修理は不可能である。

使用上の注意は、姿勢を正して、荷重が平均にかかるように

座ることである。

=============

※ 母屋に運び込み、得意げに見せたところ、袋だたきに

合いました。

・家族A なんでこんなの作るの!新しいのを買えばいいのに。
 場所を取るし、見栄えが悪いし、絶対やだ!

・家族B ダサイ、危なっかしい。買った方が良い。

・家族C  無言。冷やかな視線で見る。

私としては、構造上問題ないし、安上がりだし、エコだし・・・・・・
と思うのですが・・・・・・・・ウウウ、どうしよう・・・・・