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DIY工房IZUMI
この工房では、あなたが作りたいものをお手伝いします。基本的な木工機械がすべてそろっています。さらに、アーク溶接機やプラズマ切断機もあります。木工と金工ができる工房です。

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Author:DIY工房IZUMI
中学校の社会科の教員を定年退職して、工房の活動を始めました。「体験を通して学ぶ人間の歴史」をテーマに授業をしてきましたので、「楽しいものづくり」の世界がたくさんあります。ここは「あなたが作りたいもの」を作る工房です。そのための機材が整っていますので、ぜひご利用ください。



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震災ボランティア

2011年8月6日(土) 

震災ボランティア IN 石巻 その1

8月2日に仙台に着き、翌日、仙台発7:46発の東北線に乗り、

小牛田で石巻線に乗り換えて、石巻下車。駅前に集合し、5台のバス

に分乗して、250名のボランティアが着いたところは

「門脇小学校」の校庭でした。


「全日本教職員組合」の呼び掛けに、北は北海道、南は愛媛から

現場の教職員が参加しました。退職者は私だけでした。



028 250名の参加 




門脇小学校は、3日間燃え続けたそうです。

津波を避けて校庭に集まった大量の車が、津波でぶつかり合い

火災が発生し、校舎は爆撃を受けたかのような状態に見えました。


018 門脇小学校着 

105 門脇小

児童や先生たちはどうだったのかが気にかかりました。

幸いに、すぐ裏の「日和山」に登り、全員助かったそうです。

これまでの避難訓練で、日和山に避難することを何度も行って

いたことが幸いしました。

しかし、日和山の中腹にある、「日和幼稚園」の園バスに乗って

海側の家に戻ろうとした、園児5人は津波に呑まれて亡くなりました。

「園バスなぜ津波の来る海側へ」という見出しで、8月4日付の「朝日」

で報じています。



門脇小学校の内部はこのような状況でした。


022 校舎内部破壊状況 

学校がこれほど無残に破壊されているのを見たのは初めてです。


西光寺副住職の樋口伸生さんから、被災の状況を説明して

いただきました。住職が手を指し出している方向に、私たちの

仕事場があります。


034 住職説明 



広大な墓地が、地震と津波により、このように壊滅しました。

お盆を控えて、お墓をきれいにするのが私たちの仕事になりました。

建っている墓石はありません。すべて倒れています。

割れているものも多数あります。



044 墓全景 


上部の墓石が完全に流され、骨壷がむき出しになっているお墓

も少なからずありました。

075 骨壺



ともかく、片っぱしから流されてきた物を拾うのがボランティアの

役割です。

052 ともかく拾う 


男性は大きなものを運び、
060 男性は大物を 


女性は、小さなものを袋に詰めます。
059 女性は小物 

私は材木を専門に運びました。釘が出ていたり、金具がついて
いるものが多く、日ごろから材木を扱っている私の役割だろうと
自覚的に行いました。
053 私は材木を 

最初に現場を見たときは、「これでは手のほどこしようが無い!」

と、思いました。しかし、250人が1日働くと、袋の山ができ、

瓦礫の山が築かれます。すると、最初見たときより、ずっと

きれいになりました。

068 袋の山 





この毛布の下には、仏さんがいらっしゃいます。

102 仏様 

流れ着いたさまざまな物を取り除いているとき、私と同室のSさんが

「ワンちゃんの骨かな?」と言って見つけたものがありました。

半分以上黒く焼け焦げ、あばら骨と背骨と頭だけが見える状態

のものでした。私は、骨盤と足の付きかたから、犬だろうと思った

のですが、「人かもしれないからともかく、警察に連絡しよう」という

事になりました。

警察が来て調べたところ、「入れ歯があるので人だ」と判明しました。

腰から下は、墓石に挟まれていました。

どなたかが、近くに咲いていた花を取ってきて手向けてくれました。

まさか、このような場面に遭遇するとは思っていませんでした。

しかし、石巻だけで、いまだに4000人の人が行方不明になっている

ということですから、このように、さまざまなな状況で発見される方が、

これからもいらっしゃるかも知れません。



私たちは、ショックを受けましたが、「ゴミの中から発見して供養して

もらえるようにしたのだから、良いことをしたんだよな。」と、語りあって

心の安定をはかりました。



私たちの仕事は、倒れた墓石の上を踏み越え、手当たり次第に物を

運び出すことでした。普段なら不謹慎な行為ですが、この状況下では

これしか方法がありません。重機は入れませんから、

人間の手でどかすしか方法がないのです。

私たちは、この場所で1日半仕事をしました。

とてもお盆を迎えられるようにはなりませんでしたが、手をかけた

分はきれいになりました。



本堂に近い少し高いところの木は焼けずに、花を咲かせていました。

080 花 



誰かがどかさない限り、ゴミは永久にそこに留まることになります。

現地では、猫の手も借りたい状況であることがよくわかりました。

※ 明日に続きます。