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DIY工房IZUMI
この工房では、あなたが作りたいものをお手伝いします。基本的な木工機械がすべてそろっています。さらに、アーク溶接機やプラズマ切断機もあります。木工と金工ができる工房です。

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Author:DIY工房IZUMI
中学校の社会科の教員を定年退職して、工房の活動を始めました。「体験を通して学ぶ人間の歴史」をテーマに授業をしてきましたので、「楽しいものづくり」の世界がたくさんあります。ここは「あなたが作りたいもの」を作る工房です。そのための機材が整っていますので、ぜひご利用ください。



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水蒸気爆発の脅威

2011年8月1日 DIY工房

原始炉実験所水蒸気爆発!



原発事故によりメルトダウンした溶融燃料が、

圧力容器と格納容器を突き抜け、建屋のコンクリート床に

落ちている可能性も指摘されています。もし仮にそうだとすると、

コンクリート床の下にある地下水を呼び込み、水蒸気爆発を

起こす可能性があります。


そこで、本日は当工房の原始炉実験所を使って、

水蒸気爆発の実験を行いました。


① 実験装置です。直径35センチ、高さ38センチの

  カマド型原始炉です。

053 爆発前 

このところの雨で、コンクリートの下の土にはかなりの水分が

溜まっていると想定しました。そのうえで原始燃料を燃やせば

遠赤外線でコンクリートを熱し、下の水分を吸い上げ、コンクリート

の微細な隙間に蒸気が溜まり、ある一定の圧力になると、

火で焼けて脆くなったコンクリートを吹き飛ばして、高圧蒸気が

開放されるであろうと想定しました。



スーパーコンピューターで計算した通り、原始燃料に着火して

40分後に水蒸気爆発が起こりました。原始炉の周りのコンクリートが

飛び散りました。この段階では、原始炉内部の状況は分かりません。

060 爆発1 

064 飛散状況 


コンクリートの破片は、大きいもので右端の状態です。

これが原始炉の周囲1メートルに飛散しました。

左端の数センチのものは6メートルも飛びました。

084 破片 

原始炉を取り除いた状態です。

081 かまど無本番 

がれきを取り除いたうえに、もう一度原始炉を置くと、爆発の規模が

分かります。


093 このように吹き飛んだ 


爆発は、直径50センチ、最大深さ35ミリに達しました。

この爆発の形状も、スーパーコンピューターで計算した通りになりました。


095 直径50センチ 



しかし、実は、これは作り話でして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実際は、「私の想定外」の事故でした。

牛の肩の部分の骨を煮ているときに水蒸気爆発が起こりました。

050 骨1 



056 骨を煮る 

なぜこのような骨を煮ていたかと言いますと・・・・・

この夏に合宿研究会を開き、中国古代の甲骨文字の学習をするため

の材料を作っていたのです。肉屋さんから骨を都合してもらい、

それを煮て、こびりついた肉片を取り除く作業をするのが、私の仕事

になっていました。


鉄づくりも行い、たたら製鉄の現場にも行き、その都度水蒸気爆発

の危険性については見聞し、知識として知ってはいましたが、まさか

この程度の規模の火で起きるとは、まさに「想定外」でした。

「ボーン!という大きな音がして、粉塵が舞い上がり、近所の人

2名が驚いて駆けつけました。そのくらい大きな音がして、私も

驚きました。幸いに6メートル離れた場所にいたので、怪我は

ありませんでした。もしも、薪を入れているときでしたら、顔に

怪我をしていたと思います。



爆発後気を取り直して骨を2時間煮て、昼食後に肉片取り

を行いました。良く煮えています。牛骨スープもできました。

065 煮えたよ 



工房の作業台の上に養生シートを敷き、そこで肉片取りです。

068 作業中 

きれいに取りました。包丁さばきはプロ級です。

072 きれいにしました 


骨の中にはヘッドがたっぷり入っています。
074 骨の中は 



使用した道具です。

075 道具 

数日間乾燥させます。

079 乾燥 

これで合宿研究会の準備完了です。

甲骨文字のお勉強をするにも命がけでした。

それにして、この規模の原始炉でこれだけの爆発をするの

ですから、もし原発で起きたら、本当に大変な事態になることが

分かります。

メルトダウンした燃料の温度は2800度、重さは100トン

だそうですから、想像すると恐ろしい限りです。

※ 明日から5日まで、震災ボランテイアで、石巻に行ってきます。

   そのためブログの更新は6日からになります。