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DIY工房IZUMI
この工房では、あなたが作りたいものをお手伝いします。基本的な木工機械がすべてそろっています。さらに、アーク溶接機やプラズマ切断機もあります。木工と金工ができる工房です。

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Author:DIY工房IZUMI
中学校の社会科の教員を定年退職して、工房の活動を始めました。「体験を通して学ぶ人間の歴史」をテーマに授業をしてきましたので、「楽しいものづくり」の世界がたくさんあります。ここは「あなたが作りたいもの」を作る工房です。そのための機材が整っていますので、ぜひご利用ください。



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突板工場見学

2011年6月1日(水)「キクタ」突板工場見学 その2


前回その1では、突板作りの概要をお伝えしましたが、今回は

詳細をご紹介します。



下の写真は、削る前の木を温水プールから引き上げるところ

です。特殊な液を使っているのかと思い聞いたところ、普通の

水だそうで、木のアクが出てこうなるとのことでした。

014 プール 

チョンチョンとリフトのボタンを操作して木を引き上げます。

手慣れたもので、いとも簡単に行っていました。


039 引き上げる 


ロータリーレースに取り付ける直前です。

040 取り付け直前 


取り付け位置を微調整しています。

これも、指先でスイッチをチョンチョンとやって・・・・・・・・・・・・

反対側にいる人に声をかけて、機械のシャフトの出具合を見ています。
043 位置調整 

ドンピシャリと、センターを決めます。ここの工程は職人技です。 




捨て削りの段階です。木が濡れているところは刃物が当たっていない

ところで、白くなっているところは削れているところです。

木のセンターに細い筋が入っています。

これは何でしょうか?

047 削りスタート 


実は、削る前に丸ノコで、このように切れ目を入れた部分です。

なぜそうするのでしょうか?
082 丸ノコで 


切れ目を入れることによって、このように1枚1枚出てくるのです。

切れ目を入れなければ、連続して繋がった薄板が出てきてしまいます。

説明を聞いて、なるほどと合点がいきました。

054 節あり製品 

さて上の写真ですが、右半分のところに穴があります。

これは商品になりません。節や割れなどがあるとそれを弾きますから、

歩留まりは30%程度だそうです。天然の木を相手の仕事なので、1枚

ごとに仕上がりの状態が違います。 





さて、工程は前後しますが、下は何をやっているところでしょうか?
036 刃研ぎ回転 





回転式の砥石(中砥)で刃をといでいるのです。

長さ3メートルの木を削る刃ですから、当然長さは3メートルです。

この長い刃を端から端まで研いでいくのです。



そして、このように仕上砥石を当てて研ぎます。

刃先に指を当てて切れ味をチェックしながら研ぎ進めていました。

これも職人技の極致です。

切れ味が極端に悪くなると、刃を外して専用の研ぎ機にかけて

研ぎます。

木を削っている途中でも、切れ味が落ちるとこのように研ぐそうです。

038 仕上げ研ぎ 

下は、刃が当たる部分です。長さ3メートルを超える巨大なカンナ刃です。

051 刃あたり部


出てきた薄板の状態を常に監視し、機械を微調整していました。

巨大な機械を使って作るのですが、大事なポイントはすべて

職人技が必要でした。こちらの助さんが居ないと、この機械は

動かせないそうです。

さしずめ菊地さんは、「ロータリーレース マイスター」という

ことでしょうか。

※ 次回に続きます。