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DIY工房IZUMI
この工房では、あなたが作りたいものをお手伝いします。基本的な木工機械がすべてそろっています。さらに、アーク溶接機やプラズマ切断機もあります。木工と金工ができる工房です。

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Author:DIY工房IZUMI
中学校の社会科の教員を定年退職して、工房の活動を始めました。「体験を通して学ぶ人間の歴史」をテーマに授業をしてきましたので、「楽しいものづくり」の世界がたくさんあります。ここは「あなたが作りたいもの」を作る工房です。そのための機材が整っていますので、ぜひご利用ください。



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新聞を読んで

2011年5月22日(日)新聞報道に疑問と不満


以下の新聞記事は重大な事実を報じていますが、読者にはそれが

十分伝わるとは思えません。なぜそうなのかを書きます。

IMG_0001 復水器細管


① まずおかしいのは「運転停止中に原子炉内に海水が流入した」

という記述です。「運転停止」なら、復水器には海水を注入して

いないはずです。なのになぜ原子炉に 水が入るのかという疑問が

あります。この、いつものポンチ絵を見ても、水が循環して

いなければ、海水が入るわけはありません。

「運転停止」の意味は、制御棒を入れて核反応を停止した

ということで、冷却水の水の循環は行っていた。

その時に発見されたということなのでしょうか。

そうであれば、そのように記述すべきなのです。
 
実際はどうなのかが分かりません。


② 細管破損部の写真があるのは評価できます。

私は初めて見て驚きました。 こんなに脆弱な管が2万1千本も

あるという事実を、今日まで知る機会がありませんでした。

しかし、この記事に致命的な欠陥があります。

それは、この細管に毎秒何トンの海水が流されているか書かれて

いない点です。100万キロワットの発電所であれば、

この細管(外径3センチ、肉厚0.5mm )の中を毎秒69トンの海水

が流れていくという事実です。発電した後の蒸気を冷やすために、

これほど膨大な海水を注ぎ、捨てる時には温度が7度上昇している

のです。更に付け足すと、次の事も報じるべきなのです。

毎秒69トンもの温排水(海水)を海に流し続けている事の意味です。

柏崎刈羽原発には7つの原子炉があります。

その合計は821.2万キロワットです。ここから排出される温排水

の合計は毎秒566トンになります。この量は、日本有数の信濃川

の年平均流量(513トン)に匹敵するのです。

※ このデーターは、

「原子力発電で本当に私たちが知りたい120の基礎知識」

東京書籍P48から取りました。

このことは、自然環境にどのような影響を与えているのでしょうか。

ほとんど報道されません。

このような実態は、ポンチ絵をいくら見ても分かりません。

復水器とはどういうものかを具体的に説明しないで、

事故の部分的なことを報道するだけでは極めて不十分です。


③ 運転停止中に細管の破壊が見つかったとのことですが、

ではいつから壊れていたのでしょうか。当然運転中に壊れていて、

海水が原子炉内に入っていたはずですが、このことについては何も

書いていません。重大な事故だと思うのですが。


④ 「溶接部分が傷んで外れた可能性があるが、詳しくは現時点

ではわからない」 と書いてありますが、いつなら分かるのかを

追求し、後日詳細な記事を書いて欲しいと思います。