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DIY工房IZUMI
この工房では、あなたが作りたいものをお手伝いします。基本的な木工機械がすべてそろっています。さらに、アーク溶接機やプラズマ切断機もあります。木工と金工ができる工房です。

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Author:DIY工房IZUMI
中学校の社会科の教員を定年退職して、工房の活動を始めました。「体験を通して学ぶ人間の歴史」をテーマに授業をしてきましたので、「楽しいものづくり」の世界がたくさんあります。ここは「あなたが作りたいもの」を作る工房です。そのための機材が整っていますので、ぜひご利用ください。



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メルトダウン

2011年5月17日(火) 今ごろ公表  今まで隠し


毎日、新聞を見るたびに暗澹たる気持ちになります。

原発事故のひどさと、報道のいい加減さにです。

今朝の朝日新聞は、16日に東電が公表したデーターを元にして、

「2・3号機も炉心溶融濃厚 データ公表 圧力容器に穴か」

と大きな見出で報じています。
 

この記事を見ての感想を以下に書きます。


① 世界中を震撼させている重大事故であるにもかかわらず、

2か月以上もたってから公表するという、東電のひどさを批判

することは、マスコミの役割だと思うのですが、この点がきわめて

弱いのです。

② 「圧力容器内の圧力が、2号機は3月15日午後6時43分に、

3号機は3月16日午後11時50分にそれぞれ圧力が下がった」と

報じています。この記述の仕方は極めていい加減です。

原子炉内の圧力が、何気圧から何気圧に下がったのかを

書かなければ状況を把握することができないではありませんか。

具体性に欠ける報道が多すぎるのです。このような報道姿勢が

ただちに健康に被害をおよぼすことはありません」という、

政府の無責任な言葉を、何の批判もせずに垂れ流し、

風評被害をまき散らす事になっているのです。
 
③ データ隠し

上にある3月16日の圧力低減のデーターを具体的な数字を

上げてなぜ公表しなかったのか。専門家が、このデーターを

見ればメルトダウンの可能性を示唆できたはずです。

今回公表されたのは、大型ファイル4冊分だとされていますが。

量が問題なのでは有りません。

リアルタイムの情報が重要なのです。

毎日のデーターは運転員が見ています。

そのデーターをリアルタイムで流せばいいのです。

技術的には極めて簡単なことをしてこなかったことは重大な

情報隠しです。世界中から非難されることは必至です。


④ 東電が作成した工程表は4月17日に公表されました。

工程表は現状認識の上に作られているはずですが、

3月16日のデータからメルトダウンという認識をせずに作られて

います。そのため、メルトダウンを隠しようが無くなった、

今になって 「計画変更を迫られている」というのは、

なんというペテンでしょうか。



⑤ 原子力安全委員会の斑目春樹委員長は、5月16日に

「3月下旬に2号炉で高濃度汚染水が発見された時点で、

メルトダウンしていたいたという認識があり、助言した。

1号機と3号機も、事故の経緯を考えると同じことが

起こっているとの認識を持っていた。」と言っています。

なぜ今頃言うのでしょうか。

原子力安全委員長は、国民の安全を守ることが仕事のはずです。

そのために、月額90万円以上のお金をもらっているのです。

なぜ東電だけに助言をして済ませているのでしょうか。

メルトダウンという原子炉にとって最悪な事態を国民に知らせ

なかったことは重大な犯罪ともいえます。


⑥ 細野首相補佐官は、5月16日の会見で、

「2・3号機のメルトダウンの可能性を示唆した。」とされています。

東電は、16日の会見で、

「プラント全体の事象を追いかけられておらず、評価できない」と

した。と報じられています。意味不明な記述なのですが、

記事全体から推測すると、「メルトダウンは確認できない」と

東電は言っていることらしいのです。

原子力安全委員長が言い、首相補佐官が言い、ネットでは

早くから多くの専門家がメルトダウンの可能性を警告している

のに、東電は「評価できない」という意味不明なことを言い続け

メルトダウンを認めないでいることにあきれます。

メルトダウンという認識がなければ、それに基づいた対策

しかできないことになります。これでいいのでしょうか。


⑦ 「核燃料格納容器に落下している恐れもある」と報じて

います。これは極めて深刻な事態です。しかし、新聞の記事

からはそれが伝わってきません。

なぜでしょうか。それは具体性に欠けるからです。

圧力容器は厚さ16センチの鋼鉄の容器です。鋼鉄と言っても

その辺の工事現場で使われているものとは違う「特殊鋼」です。

きわめて高価な鉄で、日本の製鉄技術の粋を集めて作らtれて

いる容器です。これが核燃料の熱で溶けたということです。

この容器は何度の熱で溶けるのかが書かれていません。

また、核燃料は何度の熱を発生させるのかも

書かれていません。

圧力容器全体の大きさや重量も書かれていません。

核燃料の温度は2800度まで上がることがネット上には

書かれています。圧力容器は正確には分かりませんが、

千数百度で溶けます。鉄はこの程度の温度で溶けるのです。

格納容器」に溶けた核燃料が落下しているとしたら

どうなるのかの危機感も伝わってきません。

これも具体性に欠けるからです。

「格納容器」は厚さ3センチの鋼鉄の入れ物です。

「圧力容器」よりも薄いのです。ここが溶け落ちる可能性は

非常に高いではありませんか。

冷却に失敗し厚さ16センチの鋼鉄を溶かしてしまった。

今度冷却に失敗すれば、厚さ3センチの鋼鉄を溶かしてしまう

ことは明らかです。

原子炉がこれほど重大な危機に瀕しているのに、NHKも報じて

いません。一体どうなっているのでしょうか。


※ ビデオニュース ドット コム

http://www.videonews.com/special-report/

で、明快な見解が得られます。