DIY工房IZUMI
この工房では、あなたが作りたいものをお手伝いします。基本的な木工機械がすべてそろっています。さらに、アーク溶接機やプラズマ切断機もあります。木工と金工ができる工房です。

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Author:DIY工房IZUMI
中学校の社会科の教員を定年退職して、工房の活動を始めました。「体験を通して学ぶ人間の歴史」をテーマに授業をしてきましたので、「楽しいものづくり」の世界がたくさんあります。ここは「あなたが作りたいもの」を作る工房です。そのための機材が整っていますので、ぜひご利用ください。



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八潮の至宝―潮止揚水機場―」

2016年4月10日(日)八潮の至宝―潮止揚水機場―」



P4100575 ponnpu 


P4100573式次第

 本日2時より、八潮アネックスで行われた、「埼玉県唯一のポンプ場

を守ろう」の会合に行ってきました。参加して、改めてこの揚水機場を

八潮市の近代農業文化遺産として保存すべきだという想いを強く

しました。

(講演中の遠藤氏)

P4100581 遠藤氏 




 最初に、遠藤 忠氏の「農民の悲哀の結晶―潮止揚水機場―」

と題する講演がありました。遠藤氏は「八潮市資料館」の館長を長い間

務められ、「八潮市史」の編纂にご尽力された方です。また、八潮市の

小学校にも勤務されており、私もよく存じ上げている先生でした。

今回の講演の内容は、明治2年から始まる30ページに及ぶ

「潮止揚水機場関係年表」をもとにした、学術的にも貴重なものでした。

この年表と添付資料は、主に「八潮市史」から、水利・用水に関係する

物を抽出したもので、これだけでも価値のあるものです。

八潮市は、今でこそ駅が出来、ベッドタウン化が進行していますが、

かつては「江戸の米蔵」と呼ばれた、純農村地域でした。八潮の農民は、

日照りや大水、病虫害、鳥獣害などに苦しめられながら、営々として

農業生産を続けてきました。これが八潮の歴史でありルーツなのです。

とりわけ八潮は水不足に見舞わ...れており、この解消が農民の悲願でした。

潮止揚水機場は、こうした農民の強い働きかけが実って、昭和4年9月28日

に農業用水の汲み上げを開始しました。


遠藤氏は、まとめとして、潮止揚水機場は、次の視点から保存すべき

であると指摘されました。

(以下レジュメより抜粋して引用)

・八潮の近代化遺産の至宝

・日本の水利施設の至宝

・先人に学ぶ活かした教材

・破壊は瞬時に文化遺産の消滅、保存は八潮の至宝へ


(講演中の米山氏)

P4100589 米山氏

 
次に、米山 淳一氏(交易社団法人 横浜歴史資産調査会 

常務理事 元 財団法人 日本ナショナルトラスト 事務局長)

の講演がありました。米山氏は、長年全国の文化遺産の保存運動に

かかわってきた方で、各地の保存運動の実践的なお話を報告され

ました。とても保存は無理だと思われていた建造物も、市民運動が

あれば残せるという具体的な事例を、スライドを使って、力強訴えて

おられたのが印象的でした。八潮市では、潮止揚水機場の解体費用

約600万円が議会を通っていますが、このお金を修復保存に回すべきである

という米山氏の指摘は、とても重要なことだと思いました。

今後の会(「旧潮止揚水機場の保存と活用を考える会」)の活動予定は、

4月16日(土)19:00~21:00生涯楽習館2階「市民団体活動室」

運営委員会を行います。事務局から、この問題に興味がある方はご参加

くださいとの事でした。

(本日の司会を務めた事務局長の昼間氏)

P4100577 昼間氏