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DIY工房IZUMI
この工房では、あなたが作りたいものをお手伝いします。基本的な木工機械がすべてそろっています。さらに、アーク溶接機やプラズマ切断機もあります。木工と金工ができる工房です。

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Author:DIY工房IZUMI
中学校の社会科の教員を定年退職して、工房の活動を始めました。「体験を通して学ぶ人間の歴史」をテーマに授業をしてきましたので、「楽しいものづくり」の世界がたくさんあります。ここは「あなたが作りたいもの」を作る工房です。そのための機材が整っていますので、ぜひご利用ください。



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和鉄

2012年12月24日(月)地鉄づくり



今日はクリスマスイブですが、「和鉄で刃物を作る会」は、

寒さの中で研修に励みました。今回は、折り返し鍛錬をする、

準備段階の作業を行いました。松田刀匠が黒板に作業内容を

書いて説明してくださいました。

243 黒板 


これが地鉄の塊です。これを火床の中に入れて沸かし、整形します。

001 最初 


原さんが地鉄を沸かしているところです。今回の作業は、初めての

内容なので、原さんに指導していただきました。

鞴をゆっくり抜き差して、鉄が湧くのを待ちます。

一定の時間がたつと「湧き花」が出ます。線香花火の火花の

ようなものが、炎の中にチラチラ混じる状態を「湧き花が出た」

と表現します。

016 沸かす 


湧いた地鉄を火床から取り出し、星野さんが向鎚で叩いている

ところです。



022 たたく 



鎚が当たった瞬間です。星野さんの向鎚は非常に正確に当たる

ようになりました。この作業は鍛冶屋の必修科目とも言えます。



029 アップ 



鉄の温度が下がったら、藁灰をまぶして、火床に入れて

再び沸かします。これを繰り返し行い必要な形にしていきます。


067 ホドへ入れる 


このような形に出来上がりました。右側に「カイサキ」を付けました。

右の斜めになった部分に、てこ棒がつきます。


106 整形完了 



てこ棒にタガネを入れて折り返し部を作っているところです。

タガネは小さいので、向鎚をこれに当てるのは難しい技術です。


119 タガネ 



折り返した部分を鍛着させるために向鎚で叩きます。

135 重ねたたき 


折り返し部分がこのように接着しました。

140 鍛接状態



カイサキの部分の接着が甘いので、刀の切れ端を乗せて

補強します。


155 乗せた 

てこ棒が完成したので、地鉄と合わせました。このような状態に

仕上げます。

189 取り付けイメージ 


地鉄とてこ棒を同時に熱しホウシャをかけ、火床に入れ

加熱し鍛接します。


207 ホウシャをつけた 




鍛接中です。


222 18 


このように地鉄とてこ棒が鍛接出来ました。

229 完成 

午前中はここまでです。

==================

レストランマツダ クリスマスバージョン


232 ランチ 

このチキンは庭にあるスモーカーで燻製仕上げにしたものです.

程良いスモークが絶妙な味になっていました。それにぶどうジュース

ヒジキの煮物とお漬物です。どれも手作りのおいしさが100%

出ていました。


そしてこれまた手作りのケーキです。正式な名前は聞いたのですが

メモを取らなかったので忘れました。木の幹の状態を表す

カタカナの名前のケーキです。

240 ケーキ 


紅茶との相性が抜群でした。


242 紅茶 

デザートをいただいた後は、和鉄談義に花が咲き、あっという間に

時間が過ぎてしまいましたので、1時半から午後の部を開始

しました。

======================


午前中に作った地鉄の上にもう一枚乗せて一体化する作業

を行いました。

252 乗せた 



鞴を押して沸かし始めたところ、鞴から煙が出てきました。

このまま続けたら鞴が燃えてしまう危険性がでたので

燃えている炭を取り除き、鞴をどかしたところ・・・・・・・・・・・・・
255 鞴事故1 

鞴はまったく燃えていませんでしたが、羽口部分の桐材の筒が

焦げているようでしたので、モルタルを割ってみました・・・


260 外す 

半分が完全に消失していました。


262 焦げた 

事故調査委員会報告

この事故の原因は、火床と鞴の距離が短すぎたため、熱が桐の

継ぎ手に伝わったために起こりました。したがって、新たに桐の継ぎ手

を作り、鞴と火床程の距離を伸ばすことにしました。

===================

今日は、予期せぬことが起こり作業中断となりました。

こんなこともあるのですね。