ティーテーブル
2012年5月31日(木)
拭き漆の天板を使ったティーテーブル
欅の板を拭き漆仕上げにした天板です。
4年前に購入して寝かしておきました。
さて、これをどう料理するか・・・・思案のしどころでした。
どのような脚を、どうやってつけるかを決めかねておりました。
これまで紹介してきた、実用的な作業台ではなく、
おしゃれなティーテーブルにしなければなりません。
織り物教室の開講日は迫っているので、ようやく
決断をしました。
5センチ厚の耳つきの杉の板を使って、このように仮置き
しました。
なんとかなりそうな感触を得たので、脚をラフカットしました。
仮組し様子を見ました。けっこう良い感じです。
脚上部を天板の幅に合わせるため、鋸でこのように切りました。
三条鍛冶道場で製作した切り出しナイフで曲面を加工しました。
ステインのウオールナットで着色しました。
脚が完成しました。楔を打つとがっちりしました。
アングル材をカットし、取りつけ金具を作りました。
トリトンのスチールカッターを愛用しています。
金具を8個取り付けました。
完成しました。
天板の自然な曲線にマッチした脚になったと思います。
欅の拭き漆仕上げの天板は、圧倒的な存在感を示しています。
施主様からおほめの言葉をいただきました。
めったに無いことです。
これと比べると、今まで作ってきた織り機を置くテーブルや
作業台等が貧相に見えます。
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